先日、友だちのアメリカ人から「ニホンの曲で、このCDを買ってクダサイ!」と、YOUTUBEのリンクが送られて来ました。
その曲とは、「黄昏のビギン」byちあきなおみでした。
また、なんと渋いところをついてくるものでしょう!
この曲は、もともとは水原弘の曲で、1959年10月の発売です。
永六輔・中村八大作詞、中村八大作曲の名曲で、後にちあきなおみがカバーしました。俺の年代ならば知らない人はいないでしょう。
・・・濡れた胸元ブラウスに
雨のしずくか、ネックレス。小刻みに
震えていた
何年か前、大好きだった女性が、東京を離れて実家に帰ることになった直前、
と、ある場末のバーで、彼女が歌った歌です。
恋が始まる歌なのに、切なく哀しいのはなぜだろう?
何も言えなかった自分がいます。
さて、ちあきなおみのCDがずっと欲しいと思っていた俺は、友人のと一緒に自分にも買いました。
考えたら、ちあきなおみのCDを買うのは初めてです。どうせならと思って、全曲集にしました。
俺は、リアルタイムで、ちあきなおみショーをやってましたからね、ギャーッと言いたくなるほど恥ずかしい思い出ですが、実は「四つのお願い」が大好きだったのです。
四つのお願いとは、
1.優しく愛して
2.こっそり、教えて
3.あなたの好きなこと
4.そのあと、私にして
ああ、素敵です。何を想像していいのか分かりません!言われたらどうしようとか、ドキドキしてしまいます。
ところで、CDですが、買ったことで満足して聴くことがなかったのですが、最近BGMに流していて、ある曲が流れた時に、ふと、また、時間旅行の扉が開きました。
時間旅行の扉が開くのは、大抵は、忘れ去られていた曲を聴いた時。なぜか、いつも昼寝の匂いと、セスナ機のプロペラ音がするのです。
とばはこさめ。
はっ!
・・・とばは、小雨
あ、「波止場は小雨」って言ってんだ!
これは「波止場エレジー」という曲でした。
「波止場エレジー」とは、また、大がかりど演歌のようなタイトルですが、これが違うのですよ!
「ザ・昭和モダン」なる言葉があるかどうかは知りませんが、ちょっとだけ「ガラスの墓標」のような、フレンチな香りがする名曲です。
エレジーって何?そう言えば、「élégie」というフランス語がありました。ギリシャの哀悼詩だそうです。
ところで、この「波止場エレジー」は、1974年2月に発売された、金井克子のシングル曲でした。オリコン65位の曲です。
なぜ、これをちあきなおみが歌ったかは分かりませんが、この曲に関して言えば、金井克子のオリジナルの方が、断然いい!
彼女の波止場はルアーブルやシェルブールの香りがします。
有馬三恵子作詞 川口真作曲
答えはかえらない波止場
カモメになりたい
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ぞうちゃん。「何も言えなかった自分がいます。」というところでもんもんするよ。
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ブログ始めてまもないですが、参考にさせて頂きます。ブログ文章読ませて頂きました、次のブログ記事更新お待ちしていますね。
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こんにちは!コメントさせていただきます。ブログが取り留めもない日々の連続でとっても素敵ですね。私のブログに「ペタっ!」っとしてもらえると嬉しいです。