後10日で第五回公認心理師認定試験となりました。この試験は現任者の受験できる最後の試験なので、プレッシャーを感じている現任者受験者の方は多いことでしょう。俺は最後の10日間は3点問題(事例問題)の過去問だけをやりました。その結果、本番ではおそらく事例問題は満点だったと思います。事例問題が満点だったら、あの手この手で落としにかかってくる超難問を、すべてスルーしても合格します。俺がそうでした。
俺なんて、試験のひと月前に、高~い金を出して買った模擬テストを、本番さながらに、図書館の会議室を借りてやったのですが、なんと結果は230点中104点しかなかったのです!あまりにむごいこの結果・・・。これには、学習性無力感という恐ろしい負のルーチンに嵌りかけてしまいましたが、部屋のブラックボードに「がんばろう!」や「合格祈願」ではなく、あえて「合格します」と書き、俺を心底応援してくれた人々にも「合格します!」と言い切りました。実は、「合格します!」と言うの、すごーく大変でした。だって心の中はその反対「多分だめだ」と思っていましたから、自分のこころに背いて発言しなくてはいけないだけでなく、俺のことを本気で応援してくれている人に不誠実かもしれないし、「合格します」なんて言っちゃって本当に合格したら、ちょろい試験だったと思われるのも癪に障るし・・・なんて、複雑な思いが交錯するのです。でも、母にも恋人にも恩師にも同僚にも友人にも、あえて言い切りました。「合格します」と。これがよかったのです。
本番の直前まで、俺は実家にいたのですが、東京に戻る新幹線でなんと風邪を移されてしまい、鼻水が滝のように流れ、頭はガンガン、気分も朦朧で、あり得ないほどバッドコンディションになってしまったのです。新型コロナに感染していないことを証明しなくてはいけないし、なぜこんな目に合うんだーと風邪を呪いました。とてもじゃないけど、当日の朝に試験に行けそうになかったので、試験会場近くのホテルを取り、前日にタクシーで行き、ぐうぐう寝て、試験当日も、昼休みにホテルの部屋に帰って昼寝をしました。身体のコンディションは最悪でしたが、このメンタリティはばっちりですよね。「合格します」と、こころを絞るように言い放ち続けたおかげだと、いまは思っています。
受験生の皆さん、合格しますよ!どうぞ、どうぞ、頑張って、行ってらっしゃい。
キャラクター Ⓡにしむらゆうじ
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